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日本人の遺伝子と食べ物

昭和20年代より学校給食が始まり、政策的に粉食と牛乳、乳製品と高カロリー、高タンパク食が奨励されました。

 ”体をもっと立派に大きく”が、うたい文句でした。

 ”タンパク質が足りないよ”と宣伝され、牛乳、乳製品、牛肉、豚肉、鶏肉、そしてハム、ソーセージ、ハンバーグと、洪水のように私たちの体に入ってきました。

 その上、ドーナツ、フライドチキン、ハンバーガーなど油たっぷり高カロリー食。
 おやつまで、ポテトチップス、ポップコーンなどの油菓子と甘いケーキとチョコレート。

 私たち日本人の遺伝子は、長い間、米、麦、そば、アワなどの穀類、イモなどのでんぷん(炭水化物)を原材料として、血液、筋肉、骨など、自分の成分に作り変えることを得意とし、充分な能力を持っていました。

 しかし、油類(脂肪)や、肉類や牛乳のタンパク質を、自分の成分に作り変える能力は少ないのです。

完全に自分の成分(自己)に作り変えられない食物の途中物質が、異物(非自己=ウィルスや病原菌など)と間違われ、たえず武器<抗体>が作られるようになり、やがて過敏に、過剰に反応するようになり、体質がアレルギー体質になるのです。
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