ビワはバラ科の植物。
お釈迦様が説いた仏教医学の教典「涅槃経」第九巻「にょらいしょうぼん如来性品」には、人間を病気による死の苦しみから救う方法が書かれています。これによると、全ての病気が、「大薬王樹」で救えるといいます。
大薬王樹とは、ビワの木のことです。 ビワによって全ての病気が救えると お釈迦様は言われました。
また、大薬王樹はどの部分を用いても病気に効果があるとも言われています。
ビワのあらゆる部分を嗅ぐ・触れる・嘗める・体にあぶるなど人間の五感全てに用いる事で、「健康をとりもどす事ができる」と、といておられます。
その後 このお釈迦様の教えは、中国で各漢方療法と合体して「鍼・灸・薬草」などとあわせて用いる方法が考えられ仏教医学が成立そして日本に伝来しました。
成分は、ぶどう糖・ショ糖・果糖・マルトース・でんぷん・デキストリン・酒石酸・クエン酸・りんご酸・アミグダリン・タンニン酸 (最新和漢用植物より)
また、ある文献では去痰作用のあるサポニンも含まれていると書かれています。これらの成分の中で得に有効なものは、アミグダリン・クエン酸・リンゴ酸酒石酸・などの有機酸で、たんぱく質を消化するために欠かせない成分です。
お釈迦様は「生きるもの全てを救う力がある」として「憂いをなくすせんす葉(せんず)」と言う意味で「無憂扇」(むゆうせん)と呼ばれました。
ビワの葉の成分の中でも注目は「アミグダリン」(ビタミンB17)ビワの葉には約20ppm含まれています。
「天神」と呼ばれ薬効にすぐれています。
アミグダリンが豊富に含まれています。
生種をそのまま食したり、乾燥種を一昼夜お湯にひたし柔らかくしたり、また砕いて粉末にしてもいただけます。
「果肉は90%が水分ですが、口の渇き・吐き気止め・五臓をうるおすとされています。
果肉と種を一緒につけこみ一年ほど密封しておくと、自然醗酵します。
これは健康飲料に最適で、また火傷・虫さされに効果があります。